salmontiskunの日記

高校卒業まで田舎育ちで、そこそこ世間的に評価の高い都内国立大学および大学院に進学、その後都内IT企業で企画事務担当として働くアラフォーサラリーマンのブログです。特にテーマは決めてませんが、奨学金返済、マインドフルネス、などなど、「精神的、経済的、肉体的に幸せに生きるためには・・・」というテーマでブログを書いていきます。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

LGBTの方々の力になるために -「あなたのためを思って」という人に限って、傷つける傾向にある

勝間和代女史のカミングアウトは、LGBTの方々にプラスの影響を与えるだろう、しかし・・・ - salmontiskunの日記の続きである。叶恭子氏であったか。 「『あなたのことを思って』という人には、『私のことを思う前に、まず自分のために生きてください』と返…

「田舎に住んでいるだけで、想像以上のハンディを背負わされている」・・・のはそうかもしれないが

見えている世界の違い -田舎 vs. 都会 高学歴 vs. 低学歴 - salmontiskunの日記の続きである。 田舎者は、田舎に住んでいるというだけで、想像以上のハンディを背負わされている これは、「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由の記事から引用…

勝間和代女史のカミングアウトは、LGBTの方々にプラスの影響を与えるだろう、しかし・・・

日本社会全体で、LGBTの方々を取り巻く環境は、少しずつ良くなっている LGBTの方々に対する世間の目や、彼らを取り巻く環境はこの10年で劇的に変わった。日本社会における理解も進み始めた。思いつくままに、幾つか例を挙げてみると・・ 渋谷区では2015年、…

見えている世界の違い -田舎 vs. 都会 高学歴 vs. 低学歴

二元論の構図のdilemma 過去3回ほど、田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違いというタイトルで記事を書いたが、実は記事を書きながら、田舎と東京(の難関大出身者)という括りで集団を真っ二つに区分し、対立構造に配置すること…

日大アメフト部の事件が象徴する日本社会の負の側面とは

「日大アメフト部宮川泰介選手の会見に見るデジャビュ -日本社会の負の側面」というタイトルで、以前記事を二件ほど書いた*1が、今日は同じテーマで、もう少し深く突っ込んで考えてみたい。今回の事件を一般化し、日本社会全体に広げて語る場合に、まず念頭…

批判/批評がそれ自体目的となってはならない -日大アメフト部事件 (そのまた続き)

前々回の記事と前回の記事に続く。 これまでの主張のまとめ これまで繰り返し述べてきたことで、くどいのは百も承知であらためて、「批判/批評それ自体が目的となってはならない」ことは再度記載しておきたい。 今日のテレビの各種ワイドショーでも日大アメ…

第三者が取るべき「節度ある態度」とは -日大アメフト部事件 (続き)

第三者が取るべき「節度ある態度」とは -日大アメフト部事件 - salmontiskunの日記の続きである。 そもそも本事件において、詳らかにされるべき事象、今後の望ましい展開や最終的な帰結はどのようなものか。 本事件の根本的な原因を徹底的に調査し、その解…

第三者が取るべき「節度ある態度」とは -日大アメフト部事件

批判するにも冷静に、過激な表現は使わずに 日大アメフト部宮川選手の暴力的なタックル事件、事は日大アメフト部の問題だけにとどまらず、日大当局の不誠実で社会の良識からかけ離れた内部統治体制の問題にまで社会の厳しい目が向けられるようになっている。…

日大就活生の皆様へ・・・ご安心ください。就活への影響はほぼ皆無といってよいですから。

日大在学中で、現在就活中の学生が、面接官に「今回の事件についてどう思うか」と聞かれたケースがあったらしい。また本日行われた日本大学大塚吉兵衛学長の会見でも、学長自ら 「就職のところでハンディキャップにならないように、企業さんにはお願いしない…

日大アメフト部、引いては日大の機構改革の行く末を抑制された節度ある態度で見守ろう

2018/5/24 日本大学アメフト部内田監督および井上コーチの会見の顛末 日本大学アメフト部内田監督、井上コーチによる昨日2018/5/23に行われた会見は、不遜な司会の一連の態度も大きな一因となり、日本大学側の組織統制そのものに致命的な問題があるという印…

日大アメフト部宮川泰介選手の会見に見るデジャビュ -日本社会の負の側面 -続き

昨日の投稿を続ける。 日大アメフト部事件 -既視感(デジャヴュ)とは 昨日「私を含めた多くの社会人が、宮川選手の状況に一種の既視感(デジャヴュ)を見た」と述べたが、その心象が果たして妥当性を持っているかどうかを探るべく、ネット上を彷徨い、twit…

日大アメフト部宮川泰介選手の会見に見るデジャビュ -日本社会の負の側面

ここ数週間、世間を熱く賑わせている日大アメフト部部員の関学選手QBへの常軌を逸したラフプレー事件。本事件に関する報道は、ネット、TV共に異常な量を保ち続けている。衝撃的なラフプレー(一種の暴行)映像が繰り返し流される一方で、直接的に本事件に関…

奨学金という名の教育ローン事業を公的機関が運営する意味について考える -その3

前回の記事と前々回の記事に続く。 繰り返しになるが、利潤拡大をその本質的な生業として期待されない日本学生支援機構が運営する奨学金事業は、民間企業には担うことが難しい部分にのみ特化して運営するべきである。 まず、民間で担える分野にまでわざわざ…

奨学金という名の教育ローン事業を公的機関が運営する意味について考える -その2

返済を前提とする奨学金(学生ローン)事業は、公的機関がやらなくてよい 前回の記事に続く。私が給付型ではなく貸与型の教育ローン事業を民間に任せた方がよいと考える理由はまとめると、以下の通りである。 民間の金融機関ですら難しい与信管理、返済状況…

奨学金という名の教育ローン事業を公的機関が運営する意味について考える

5/16の記事と5/17の記事に関連して・・・もう少し思うことを追記したい。 日本学生支援機構の事業概況 日本学生支援機構のホームページによれば、 学生がどんなときでも安心して学ぶことができるよう、必要なサービスを提供していくことを組織の目的に掲げ、…

多額の奨学金を借り、完済する過程で、適切な経済感覚を身につけられた

喉元過ぎれば何とやら、という部分もあり、「あれだけ恨みつらみを書いていたお前が何を今さら」と言われそうだが、それでも敢えて言う。 奨学金返済完了後約5年が経過し、家計のバランスシート上完全に問題が無くなった今、過去を振り返って思うことは・・…

自分が幸せと思えば幸せだし、不幸だと思えば不幸である・・・たとえ多額の奨学金負債を抱えていたとしても

一言で言えば、「物は考えよう」ということに尽きる。高校大学大学院の学費を奨学金で賄い、卒業後に約500万程度を独力で払いきった自分の経験に限って言っても、奨学金の負債程度が人生に与えるマイナスの影響は、考え方一つでポジティブに乗り切れるもので…

奨学金を借りることで家族間の不仲の火種が生まれることもある -続き

先日書いた記事の続き少し補足したい。先日述べた通り、高校時代に冷静・客観的かつ誠実な親子間の話し合いをすべきだったあったと強く思うが、加えて、社会人になった直後にもきちんと話し合うべきであったと思う。以前書いた内容の繰り返しになるが、私の…

国(日本学生支援機構)への提言 -その2

昨日の記事の続き。 奨学金という名称を学生ローンに変更する 日本学生支援機構という団体名自体は変える必要はないし(実際学生の勉学を支援手しているのは事実)、給付型奨学金については、これまで通り、奨学金という名称を使うことに何ら問題はない。た…

国(日本学生支援機構)への提言

日本学生支援機構の発表 日平成29年11月発表「奨学金事業への理解を深めていただくために」によれば、 3か月以上の延滞債権額は、平成24年度末をピークとして減少し、要返債権額に占める3か月以上の延滞債権額の割合は、JASSOの設立以降一貫して減少してい…

現在奨学金返済に苦しんでいる社会人の皆様へ

少子化人口減の影響で、新卒就職活動は超売手市場ということで、まともな待遇、安定した労務環境が確保された職業に就くのは最近はそれほど難しくないと聞く。しかし、それでも社会的評価の高くない大学出身者であれば、就職活動は依然厳しいものだろうと想…

奨学金を借りることで家族間の不仲の火種が生まれることもある

親との感情的なもつれ、対立 自分は約500万という多額の負債を負いつつも、10年弱で無事完済できた。健康上大きな問題も抱えていない。30代後半にて結婚し、平均以上の世帯年収を得ており、金融資産もそれなりに蓄えられている。世に存在する様々なタイプの…

心が病みがちな時に意識して気を付けていること -その2

達成ハードルが低い目標を立て、達成し、小さな自身、自己肯定感を味合うこと 自分の場合、心が病んでしまう時の一つの傾向として、特に仕事でやろうと思ったことが思い通りに進まず失敗し、自己嫌悪からやる気を失い、思考・行動両方ともに停止してしまう(…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その3

昨日の内容に続く。 親の職業の違い 田舎のコミュニティの場合 自分が高校まで過ごした田舎の友人の両親の職業を思い起こしてみると・・・農業、行業、林業、地方公務員、教員、自動車整備業、小売業、観光業界関係者、医療関係者、土木関係作業者*1、などな…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その2

最近私と同じような経験をした筆者による記事やブログ、また同じようなテーマを扱った記事にであった。 その1. 私は別に絶望はしなかったが、文化的な隔絶に関する体験はほぼ同じ gendai.ismedia.jp その2. 私の身内はこの方ほどではなかったが、心象風景は…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その1

私が高校卒業まで生まれ育った環境 私の故郷は、東京に出るにも6時間、大阪/名古屋に出るにも3時間という陸の孤島に位置する。田舎中の田舎で、ここ数年激化する過疎化のスピードが緩和する気配はない。仕事の選択肢も乏しい上に、それなりの生活レベルが可…

心が病みがちな時に意識して気を付けていること -その1

私は鬱気質で、過去のことを常に思い悩む質である。客観的に見たら取るに足らないことを、さも重大なことと見なして、意味なく思考の回廊をさまよう。 今まで精神科、心療内科に通ったことはないのだが、不安感が暴発し、本当に何事も手につかなくなり、布団…

私は奨学金を借りてでも大学に行くことで、高い費用対効果(ROI)を得ることができた

私は奨学金を借りてでも大学に行くことで、高い費用対効果(ROI)を得ることができた 自分のケースについていえば、私は何だかんだ言って、多額の負債が人生に様々な影響を与えたものの、それでも奨学金を借りてでも大学、大学院に進学してよかったのだと今…

既に奨学金を借りて大学、専門学校に通っている方々へのメッセージ -その2

前回の続きである。何となく特にやりたいこともなく大学に入学し、かつ通っている大学が難関大学でも、また卒業後に潰しが利く資格の取得が期待できないケースは、卒業後の経済的マイナスを減らせるような対策に在学中から取り組むべきである。 業料免除申請…

既に奨学金を借りて大学、専門学校に通っている方々へのメッセージ -その1

その4、その5 で述べた「奨学金を借りてでも大学に通ってもよいケース」に当てはまらない学生の皆様へ。 奨学金を辛くも返済し、何とか平均程度の生活を送れるようになった今の私の立場からいくつかアドバイスをさせて頂きたいと思う。あくまで一参考意見と…