salmontiskunの日記

高校卒業まで田舎育ちで、そこそこ世間的に評価の高い都内国立大学および大学院に進学、その後都内IT企業で企画事務担当として働くアラフォーサラリーマンのブログです。特にテーマは決めてませんが、奨学金返済、マインドフルネス、などなど、「精神的、経済的、肉体的に幸せに生きるためには・・・」というテーマでブログを書いていきます。

心が病みがちな時に意識して気を付けていること -その1

私は鬱気質で、過去のことを常に思い悩む質である。客観的に見たら取るに足らないことを、さも重大なことと見なして、意味なく思考の回廊をさまよう。

今まで精神科、心療内科に通ったことはないのだが、不安感が暴発し、本当に何事も手につかなくなり、布団に潜り込んで時が過ぎ去るのをひたすら待つ、という経験がよくあることを踏まえると、自分は十分病院に通院して時には薬物療法に値する人間なのだと思う。自分の存在そのものをこの世から消し去りたいと思い、その思考の延長線上で、「自死したい」という願望がむくむくと湧き上がってくることはそこそこの頻度である・・・・

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この鬱気質の思考回路は生まれ育った環境が影響を与える部分はあるが、生まれ持った性質による部分も大きい。殊に様々な科学的調査によると、日本人をはじめとする東アジア人は遺伝子の形質的にうつ病になりやすい傾向が欧米人その他と比較して高いらしい、と聞き、「ある程度は仕方ないか」と半分諦めているが、それでも少しでも何とか改善したい常々思ってきた。

ここ数年は特に、関連する本を読み、どうにか負の思考回路をコントロールする術を学びとろうと試みている。最近だと「マインドフルネス」、少し前だと「ポジティブシンキング」、そのほか各種宗教の経典(例: 聖書、禅入門など)等々に関連する書物だ。

 

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根本的な解決は未だ果たせていないが、それでも多少参考になった行動様式、思考様式はある。その中で自分にとって特に価値を感じたものを備忘録として記してきたいと思う。

読書そのものが心の安定につながる

「本(漫画ではない)に神経を集中させて一心不乱に読むこと」自体が、自分にとっては、精神衛生上プラスに働く活動である。その本が「(自分にとって)学び取るものがほとんどなかった」と感じたケースであっても、読後に思考や気持ちがネガティブな方向に振れたことは自分の経験上ない。スマホゲームに長時間興じた後や、くだらないテレビを長時間見た後などに感じるあの虚しい気持ち、「こんなことで人生を浪費しててよいのか」という焦燥の気持ちと比して、精神の安定度の差は雲泥といってよい。

読書が精神の安定にとってプラスな理由は、幾つかあると思うが、一つには社会通念上、読書は教養ある大人が嗜むべき趣味の王道(場合によっては本を読まない人は恥ずべき大人とまで見なされる)である点が大きいように思う。ゲームやテレビと比べて、長時間読書に時間を費やしても後ろめたさを全く感じる必要がなく、むしろ他人に胸を張って「時間をかけて本を読んだ」と話すことができる。

殊に自己肯定感がとても低く、常に自信を持てず、周りの反応を気にしがちな鬱気質の私のような人間にとって、自分に過度に無理をかけない範囲で「社会から認められる、評価される活動や環境」に身を置くだけで、それだけでまずは精神が少しでも安定するものだと思う。

読書以外には・・・ボランティア活動や運動なども精神衛生上良い活動・・・である。