salmontiskunの日記

高校卒業まで田舎育ちで、そこそこ世間的に評価の高い都内国立大学および大学院に進学、その後都内IT企業で企画事務担当として働くアラフォーサラリーマンのブログです。特にテーマは決めてませんが、奨学金返済、マインドフルネス、などなど、「精神的、経済的、肉体的に幸せに生きるためには・・・」というテーマでブログを書いていきます。

多額の奨学金を借り、完済する過程で、適切な経済感覚を身につけられた

喉元過ぎれば何とやら、という部分もあり、「あれだけ恨みつらみを書いていたお前が何を今さら」と言われそうだが、それでも敢えて言う。 奨学金返済完了後約5年が経過し、家計のバランスシート上完全に問題が無くなった今、過去を振り返って思うことは・・…

自分が幸せと思えば幸せだし、不幸だと思えば不幸である・・・たとえ多額の奨学金負債を抱えていたとしても

一言で言えば、「物は考えよう」ということに尽きる。高校大学大学院の学費を奨学金で賄い、卒業後に約500万程度を独力で払いきった自分の経験に限って言っても、奨学金の負債程度が人生に与えるマイナスの影響は、考え方一つでポジティブに乗り切れるもので…

奨学金を借りることで家族間の不仲の火種が生まれることもある -続き

先日書いた記事の続き少し補足したい。先日述べた通り、高校時代に冷静・客観的かつ誠実な親子間の話し合いをすべきだったあったと強く思うが、加えて、社会人になった直後にもきちんと話し合うべきであったと思う。以前書いた内容の繰り返しになるが、私の…

国(日本学生支援機構)への提言 -その2

昨日の記事の続き。 奨学金という名称を学生ローンに変更する 日本学生支援機構という団体名自体は変える必要はないし(実際学生の勉学を支援手しているのは事実)、給付型奨学金については、これまで通り、奨学金という名称を使うことに何ら問題はない。た…

国(日本学生支援機構)への提言

日本学生支援機構の発表 日平成29年11月発表「奨学金事業への理解を深めていただくために」によれば、 3か月以上の延滞債権額は、平成24年度末をピークとして減少し、要返債権額に占める3か月以上の延滞債権額の割合は、JASSOの設立以降一貫して減少してい…

現在奨学金返済に苦しんでいる社会人の皆様へ

少子化人口減の影響で、新卒就職活動は超売手市場ということで、まともな待遇、安定した労務環境が確保された職業に就くのは最近はそれほど難しくないと聞く。しかし、それでも社会的評価の高くない大学出身者であれば、就職活動は依然厳しいものだろうと想…

奨学金を借りることで家族間の不仲の火種が生まれることもある

親との感情的なもつれ、対立 自分は約500万という多額の負債を負いつつも、10年弱で無事完済できた。健康上大きな問題も抱えていない。30代後半にて結婚し、平均以上の世帯年収を得ており、金融資産もそれなりに蓄えられている。世に存在する様々なタイプの…

心が病みがちな時に意識して気を付けていること -その2

達成ハードルが低い目標を立て、達成し、小さな自身、自己肯定感を味合うこと 自分の場合、心が病んでしまう時の一つの傾向として、特に仕事でやろうと思ったことが思い通りに進まず失敗し、自己嫌悪からやる気を失い、思考・行動両方ともに停止してしまう(…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その3

昨日の内容に続く。 親の職業の違い 田舎のコミュニティの場合 自分が高校まで過ごした田舎の友人の両親の職業を思い起こしてみると・・・農業、行業、林業、地方公務員、教員、自動車整備業、小売業、観光業界関係者、医療関係者、土木関係作業者*1、などな…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その2

最近私と同じような経験をした筆者による記事やブログ、また同じようなテーマを扱った記事にであった。 その1. 私は別に絶望はしなかったが、文化的な隔絶に関する体験はほぼ同じ gendai.ismedia.jp その2. 私の身内はこの方ほどではなかったが、心象風景は…

田舎のコミュニティと東京の著名難関大学出身者のコミュニティの違い -その1

私が高校卒業まで生まれ育った環境 私の故郷は、東京に出るにも6時間、大阪/名古屋に出るにも3時間という陸の孤島に位置する。田舎中の田舎で、ここ数年激化する過疎化のスピードが緩和する気配はない。仕事の選択肢も乏しい上に、それなりの生活レベルが可…

心が病みがちな時に意識して気を付けていること -その1

私は鬱気質で、過去のことを常に思い悩む質である。客観的に見たら取るに足らないことを、さも重大なことと見なして、意味なく思考の回廊をさまよう。 今まで精神科、心療内科に通ったことはないのだが、不安感が暴発し、本当に何事も手につかなくなり、布団…

私は奨学金を借りてでも大学に行くことで、高い費用対効果(ROI)を得ることができた

私は奨学金を借りてでも大学に行くことで、高い費用対効果(ROI)を得ることができた 自分のケースについていえば、私は何だかんだ言って、多額の負債が人生に様々な影響を与えたものの、それでも奨学金を借りてでも大学、大学院に進学してよかったのだと今…

既に奨学金を借りて大学、専門学校に通っている方々へのメッセージ -その2

前回の続きである。何となく特にやりたいこともなく大学に入学し、かつ通っている大学が難関大学でも、また卒業後に潰しが利く資格の取得が期待できないケースは、卒業後の経済的マイナスを減らせるような対策に在学中から取り組むべきである。 業料免除申請…

既に奨学金を借りて大学、専門学校に通っている方々へのメッセージ -その1

その4、その5 で述べた「奨学金を借りてでも大学に通ってもよいケース」に当てはまらない学生の皆様へ。 奨学金を辛くも返済し、何とか平均程度の生活を送れるようになった今の私の立場からいくつかアドバイスをさせて頂きたいと思う。あくまで一参考意見と…

奨学金を借りても大学に行ってよさそうなケース -その2

昨日の続きである。 医学部、薬学部、看護学部など卒業後に安定した職業に就くことがほぼ保証されているケース 今後どの職業が安定していて、どの職業が落ちぶれていくかなど、誰も予測はできない。一昔前では最難関の資格であった弁護士や、制度改革の影響…

奨学金を借りても大学に行ってよさそうなケース -その1

大学卒業という肩書を得ることの費用対効果(ROI)がかつてほどではなくなった現在、どのようなケースであれば奨学金を借りてまで大学に行く価値があるか。言い換えればある程度の費用対効果(ROI)が期待できるか。私見ながらいくつかのケースを列挙してみ…

昭和の成功モデルの終焉ー大学進学のROI低下

昭和の人生勝ちパターンモデル(いい大学に入学し、いい就職先に就職し、定年まで安定して働く)が崩れた 平成30年の現在、昭和の人生勝ちパターンとされた 中高で勉強を頑張って、高い偏差値の大学に入る 大学4年は普通に人並みに過ごし、就職活動を頑張っ…

奨学金(という名の教育ローン)-諸外国の事情

諸外国の事情も日本同様、もしくはさらに過酷 ただ、奨学金(という名の教育ローン)の返済に苦しみ、自己破産に陥ってるのは日本の学生だけではない。 アメリカ 以下、東洋経済新聞社の記事を一部引用する。「自己責任」の感覚が強いアメリカでは、 私大生…

奨学金(という名の教育ローン)自己破産の社説について思うこと

奨学金の自己破産が5年間で延べ1万5千件 2018年4月23日付朝日新聞社説によると、2016年5年間で延べ1万5千件の奨学金破産が発生している模様。3か月以上滞納しているのは、4万件(全体の約4%)とのこと。 本件、公立高校/都内国立大学/都内大学院と延べ9…